「子供が『Tリーグ』と言っているけれど、部活の大会とは違うの?」
「T1昇格とか降格とか、仕組みが複雑すぎてよく分からない…」
中学生年代(ジュニアユース)のサッカー、特に東京都のリーグ戦はカテゴリーが細分化されており、全体像を把握するのは簡単ではありません。
しかし、2025年度のシーズンが終了し、2026年度に向けて「リーグの仕組み」が大きく変わることをご存じでしょうか?なんと、トップリーグであるT1やT2のチーム枠が拡大されるのです。その背景には、さらに上のカテゴリーである「関東リーグ」の大規模な再編がありました。
この記事では、サカリサ編集部が「Tリーグの基礎知識」から、激闘の末に決まった「2025年度の昇格チーム」、そして保護者必見の「2026年度関東・東京リーグ改編」について徹底解説します。

そもそも「Tリーグ」とは?基本的な仕組み
「Tリーグ」とは、「高円宮杯 JFA U-15サッカーリーグ」の東京都大会のこと。「Tokyo」の頭文字をとって通称Tリーグと呼ばれています。
中学生年代における、東京都の「リーグ戦の最高峰」です。
短期決戦のトーナメントとは異なり、3月から11月頃まで年間を通して戦うため、チームの総合力が最も問われる舞台と言えます。
東京都のピラミッド構造
Tリーグは実力順に階層(カテゴリー)が分かれています。
- 【頂点】関東リーグ(1部・2部)
- Tリーグよりもさらに上、関東エリアのトップチームが集う雲の上の存在。
- T1リーグ
- 10チームによる東京都のトップリーグ。ここの優勝・上位チームが関東への挑戦権を得ます。
- T2リーグ
- 10チーム×3ブロック(30チーム)によるリーグ戦。ブロック分けは前年度成績をもとに抽選で行われる。T1を目指す激戦区。
- T3リーグ
- 9チーム×8ブロック(72チーム)によりリーグ戦。ブロック分けは前年度成績をもとに抽選で行われる。
- T4リーグ
- 8チームを基本としブロック分けをするリーグ戦。T1~T3を除く全チームが参戦可能。Tリーグへの参入を目指すチームが戦う「登竜門」。ここより下は地区リーグなどになります。
【試合時間も違う!】
T1リーグのみ80分(40分ハーフ)で行われ、T2以下は70分(35分ハーフ)です。高校サッカーを見据え、トップリーグではよりタフな環境で試合が行われています。
【2025年度結果】関東・T1・T2所属チームと昇格速報
2025シーズンの戦いが終わり、来季のステージが決まりました。ここでは東京都の強豪チームの現在地と、見事昇格を決めたチームを紹介します。(※情報は2025年度の最終結果に基づきます)
関東リーグ所属の東京を代表するトップオブトップ
まず、Tリーグのさらに上、「関東リーグ」に所属して2025年を戦った東京勢です。
- 関東1部: 東京ヴェルディ、三菱養和SC巣鴨、FC東京むさし
- 関東2部: 横河武蔵野FC、FC多摩、ワセダクラブForza’02、FC東京深川
関東1部の3チームは1部残留となり、2部の4チームのうち、横河武蔵野FC(2部A3位)、FC多摩(2部B1位)、FC東京深川(2部B3位)の3チームは来年度関東1部に昇格となりました。
【T1リーグ】2025年度所属と昇格チーム
東京の頂点、T1リーグ(10チーム)の結果です。上位チームは来期は関東リーグへの挑戦権を得ました。2025年度のT1から関東リーグへの昇格レギュレーションは下記のようになっていました。
◆T1から関東への昇格
・ U-15 T1リーグで1~2位となった2チームが2026関東ユース(U-15)サッカーリーグ参入する
権利を得るとともに義務を負う。
・U-15 T1リーグで3位となったチームは2026関東ユース(U-15)サッカーリーグ参入戦(12 月第1週)への出場権を得るとともに義務を負う。
◆T1からT2への降格
・T1の総合順位9~10位とT2の総合順位9~10位のチームで入替戦(2チーム決定)
<引用元>【U-15 Tリーグ】高円宮杯 JFA U-15サッカーリーグ2025(東京都) 大会情報より
▼来季(2026)関東リーグ2部へ昇格決定!
- 三菱養和調布
- FCトリプレッタ
- ジェファFC(昇格決定戦を見事勝ち抜き昇格!)
▼T1残留・所属チーム
- FCトッカーノ
- FC Consorte(コンソルテ)
- AZ’86東京青梅(アーゼット)
- SOLUTILO TOKYO.FC(S.T.FC)
- FC町田ゼルビア
- FC杉野 ※ジェファの関東昇格に連動してT1降格プレーオフを回避となり、T1残留か。
- 修徳中学校(中体連の雄!)※T2上位(クリアージュ)とのプレーオフ次第ではT2降格
※T2降格枠については、正式情報が待たれますが、当初公開されているレギュレーション上では、T1リーグ9位・10位のチームとT2リーグ総合9位・10位とのプレーオフとなります。しかしジェファの関東2部昇格に伴い降格調整が入り、FC杉野(T1・9位)の残留、Forza’02B(T2・総合9位)の1部昇格、残り1枠を修徳中学校(T1・10位)とクリアージュ(T2・10位)がプレーオフで争うことになりそうです。
【T2リーグ】2026年度 T1への昇格チーム
3つのブロック(A・B・C)に分かれて戦ったT2リーグ。各ブロックの優勝チームなどが、来季のT1昇格を決めています。
◆T2からT1への昇格
・T2の総合順位8位までの8チームが自動昇格
・T1の総合順位9~10位とT2の総合順位9~10位のチームで入替戦(2チーム決定)
◆T2からT3への降格
・T2の総合順位28~30位とT3の総合順位10~18位のチームで入替戦(4チーム決定)
<引用元>【U-15 Tリーグ】高円宮杯 JFA U-15サッカーリーグ2025(東京都) 大会情報より
2025年度のレギュレーションでは上記のとおり、総合順位8位までのチームが、来季T1リーグへの自動昇格となっています。しかし、3つのブロック横断では勝ち点が9位以下にもかかわらず、クラブチームから昇格報告が出ているチームが散見されます。
総合順位の意味するところが、各ブロック内の順位ごとで勝ち点順にならべ、1位(1位~3位)→2位(4位~6位)→3位(7位~9位)…という順番、またはブロック内の順位は無視して横断で勝ち点順なのか編集部では確定情報をもっていないため、ブロック1位かつブロック横断で総合8位に入っている場合、各クラブの公式ホームページやSNSなどから昇格報告がされている場合【昇格】フラグをつけさせていただいています。
👉各クラブチームからの昇格報告を見ると、ABC各ブロック1位と2位+3位チームの中で上位2チームの計8チーム(後、ジェファの関東昇格に伴う降格調整が入り3位3チームすべてが対象となり計9チーム)が自動昇格なのではないかと推測しています。またTリーグのプレーオフ日程を確認すると、降格プレーオフの対象チームはブロック最下位の中の下位2チームとなっています。
T1昇格枠については、上記の自動昇格に加え、プレーオフの結果次第で変動がある可能性があります。また降格枠(T2下位とT3上位による入れ替え戦)についても降格調整の影響で3チーム予定が2チーム(BOBBIT TOKYOとLARGO FC)となっています。
▼T2 Aブロック
- 来期T1昇格:
- FC府中(ブロック1位、総合3位)
- FC.PROUD(ブロック2位、総合6位)
- tfa|田口フットボールアカデミー(ブロック3位、総合8位 ※3位3チーム中では2番手) ※SNSでT1昇格報告あり
- 所属: FC オーパスワン、駿台学園中学校、府ロクSC、三鷹CF、FC GONA(ゴナ)、ジェファFC_B
- 降格プレーオフ:BOBBIT TOKYO FC(ボビット)
▼T2 Bブロック
- 来期T1昇格:
- インテリオールFC(ブロック1位、総合2位)
- ヴェルディSSアジュント(ブロック2位、総合6位)※ホームページでT1昇格報告あり
- ワセダクラブForza’02_B(ブロック3位、総合9位 ※3位3チーム中では3番手)※SNSでT1昇格報告あり
- 所属: 東京・久留米FC、多摩大目黒中学校、PELADA FC、東京SC、杉並ソシオ、F.TRES FC(トレス)
- 残留:FC渋谷(総合28位のため本来は降格プレーオフ対象だが、ジェファの関東昇格に連動し、降格枠調整→T2残留)
▼T2 Cブロック
- 来期T1昇格:
- ノールチシティ(ブロック1位、総合1位)
- すみだSC(ブロック2位、総合4位)
- FC多摩_B(ブロック3位、総合7位 ※3位3チーム中では1番手) ※ホームページでT1昇格報告あり
- 所属: クリアージュFC、FC.VIDA(ヴィーダ)、コンフィアール町田、FCトレーロス、FC ESFORCO(エスフォルソ)、DESEL TOKYO(デゼル)
- 降格プレーオフ:LARGO FC(ラルゴ)

【T3リーグ全順位】街クラブ・中体連・Bチーム入り乱れる72チームの激闘
T3リーグは、A〜Iの9ブロック(全72チーム)に分かれて戦う巨大なリーグです。ここには街クラブの強豪やT1チームのBチーム、そして強化に力を入れる私立中学校(中体連)が混在し、非常に多様な戦いが繰り広げられます。
【昇格について】
◆T3からT2への昇格
・T3の総合順位9位までの9チームが自動昇格
・T2の総合順位28~30位とT3の総合順位10~18位のチームで入替戦(4チーム決定)
◆T3からT4への降格
・T3の総合順位64~72位とT3の総合順位7~12位のチームで入替戦(5チーム決定)
<引用元>【U-15 Tリーグ】高円宮杯 JFA U-15サッカーリーグ2025(東京都) 大会情報より
2025年度のレギュレーションでは総合順位9位までのチームが、来季T2リーグへの自動昇格となっています。しかし、総合順位の意味するところが、各ブロック内の順位ごとで勝ち点順にならべ、ブロック1位(1位~9位)→ブロック2位(10位~18位)→ブロック3位(19位~27位)…という順番なのか、ブロック内の順位は無視してブロック横断で勝ち点順なのか確定情報をもっていません。
そのため、各クラブのホームページやSNSでの昇格報告から、ブロック1位かつ総合9位に入っている場合、または各クラブのSNSなどから昇格報告がされている場合に【昇格】マークをつけさせていただきました。
残る昇格枠(入替戦次第)は情報が判明次第加筆してまいります。また、降格枠について、発表されたプレーオフ対象を確認し入替戦対象チームを反映しています。
👉各クラブチームからの昇格報告、また公表されたプレーオフ対象チームを見ると、A~Iの各ブロック1位の計9チームが自動昇格、すなわち総合1位~9位という扱いと推測しています。この条件に則ると、A~Iの各ブロック2位を勝ち点順に並べて総合10位~18位、3位を勝ち点順に並べて総合19位~27位となりそうです。
以下、2025年度T3リーグ全ブロックの所属チームと結果リストです。 (★マークはT2昇格チーム)
▼Aブロック
- ★東京ユナイテッドソレイユ [昇格] ※ブロック1位、T3総合1位
- かえつ有明中学校 [昇格プレーオフ] ※ブロック2位、T3総合11位
- 九曜FC
- 國學院久我山中学校
- 成城中学校
- FC GABE(ガーベ)
- C.F Pulamigo(プラミーゴ)
- 東京・小山FC [降格プレーオフ]
▼Bブロック
- ★日本大学第三中学校 [昇格] ※ブロック1位、T3総合8位
- レッドスターJYFC[昇格プレーオフ] ※ブロック2位、T3総合12位
- 暁星中学校
- FC千代田
- すみだSC_B
- FC.VIGORE(ヴィゴ-レ)
- クリアージFC_B
- SEIWA FC NASALOT(ナサロット) [降格プレーオフ]
▼Cブロック
- ★プログレッソTCF稲城 [昇格] ※ブロック1位、T3総合9位。クラブ公式X(旧Twitter)でT2昇格報告あり
- GA FC [昇格プレーオフ] ※ブロック2位、T3総合17位
- 両国FC
- エルシエロSC
- FC Consorte_B(コンソルテ)
- バディSC
- 杉並アヤックスSC
- 杉並FC [降格プレーオフ]
▼Dブロック
- ★大森FC [昇格] ※ブロック1位、T3総合6位
- 東海大菅生中学校 [昇格プレーオフ] ※ブロック2位、T3総合18位
- FC.GLORIA(グローリア)
- 石神井マメックスFC
- 南葛SC
- Rio FC(リオ)
- 青梅FC
- 清瀬蹴楽FC(SHUGAKU.FC)
▼Eブロック
- ★GIUSTI世田谷(ジュスティ) [昇格] ※ブロック1位、T3総合3位
- バルサアカデミー葛飾 [昇格プレーオフ] ※ブロック2位、T3総合15位
- FC.GLAUNA(グラーナ)
- 攻玉社中学校
- 府ロク_B
- MIP FC
- SPORTING CLUB 品川(スポルディング)
- 明治大学付属明治中学校 [降格プレーオフ]
▼Fブロック
- ★トリプレッタ B [昇格] ※ブロック1位、T3総合5位
- 町田JFC [昇格プレーオフ] ※ブロック2位、T3総合10位
- TAC Salvatore(サルヴァトーレ)[プレーオフ→昇格] ※ブロック3位、T3総合19位
- FCベルテール
- 本郷中学校
- 世田谷FC
- エリース東京
- 杉並ソシオB [降格プレーオフ]
▼Gブロック
- ★FRIENDLY SC(フレンドリー) [昇格] ※ブロック1位、T3総合2位
- FC BRANCO八王子(ブランコ) [昇格プレーオフ] ※ブロック2位、T3総合13位
- 調布FC
- ARTE八王子FC(アルテ)
- Nexo Tokyo FC(ネクソ)
- Raffle瑞穂FC(ラッフル)
- バリオーレ日の出
- SK-ONZE.FC(オンゼ) [降格プレーオフ]
▼Hブロック
- ★ピースユナイテッドFC [昇格] ※ブロック1位、T3総合4位
- インテルアカデミー [昇格プレーオフ] ※ブロック2位、T3総合14位
- CSA(CHUO SPORTS ACADEMY)
- VIDA_B
- アローレ八王子
- ボンフィンF.C. 豊島
- Euro Football Academy(ユーロ)
- FC目黒 [降格プレーオフ]
▼Iブロック
- ★VEDIALO CF(ヴェディアロ) [昇格] ※ブロック1位、T3総合7位
- 東京都市大学付属中学校 [昇格プレーオフ] ※ブロック2位、T3総合16位
- 緑山SC
- 東京・久留米FC_B
- カフリンガ東久留米
- ヴェルメリオSC
- POMBA立川FC(ポンバ)
- ヴィルトゥスSC [降格プレーオフ]

【T4リーグ全順位】Tリーグへの「登竜門」
T3の下に位置するのが「T4リーグ」です。2025年度はA〜Fの6ブロック(全48チーム)で構成されました。 ここは「Tリーグ」という公式戦ピラミッドの入り口であり、ここより下のチームはまだ都リーグには所属していない(地区リーグ等)ということになります。
【昇格の仕組み】
◆T4からT3への昇格
・T4の各リーグ1位の6チームが自動昇格
・T3の総合順位64~72位とT3の総合順位7~12位のチームで入替戦(5チーム決定)
◆T4からの降格はありません。
<引用元>【U-15 Tリーグ】高円宮杯 JFA U-15サッカーリーグ2025(東京都) 大会情報より
昇格ルートは2つあります。
- 自動昇格: 各ブロックで優勝(1位)した6チーム。
- 入れ替え戦: T3の下位チームと、T4の上位チーム(優勝以外)によるプレーオフ。ここで5チームが決定します。
2025年度については、現時点で各ブロック1位の6チームの昇格が確定しています。また公開されたプレーオフ情報から、ESFORCO_B、SC SIEG、東京23FC、FC REGALO、FC ZEAL TOKYO、東京朝鮮中学校、インテリオールFC_Bの7チームが昇格プレーオフに臨むことになっています。
▼Aブロック
- ★FC江東 [昇格]
- ESFORCO_B(エスフォルソ) [昇格プレーオフ]
- JOGAR SC(ジョガール)
- Raffle瑞穂_B(ラッフル)
- 国分寺市立第五中学校
- FC AZALEA東久留米(アゼリア)
- ASCOLTA FC(アスコルタ)
- LSS MITAKA
▼Bブロック
- ★FRIENDLY FC_B [昇格]
- SC SIEG(ジーク) [昇格プレーオフ]
- ロッソSC
- 国分寺FA
- プロメテウスEC
- 東京五日市
- FCワンセンス武蔵野
- 武蔵村山FCインデペンデンテ
▼Cブロック
- ★東京・清瀬VALIANT(バリアント) [昇格]
- FC ZEAL TOKYO(ジール) [プレーオフ→昇格]
- NOSSO FC(ノッソ)
- Criacao Shinjuku(クリアソン新宿)
- 東京シティ SC
- FC OLE KUNITACHI(オーレ)
- 両国FC_B
- Visfida SC(ヴィスフィーダ)
▼Dブロック
- ★GIUSTI世田谷_B(ジュスティ) [昇格]
- 東京23FC [昇格プレーオフ]
- あきる野FC
- 東京成徳大中学校
- LESTE西が丘SC(レスチ)
- 東京都市大等々力中学校
- FC駒沢
- SCUDETTO FC(スクデット)
▼Eブロック
- ★1.FC AVIENTO(アヴィエント)|旧:町田相原FC [昇格]
- FC REGALO(レガーロ) [昇格プレーオフ]
- 東京朝鮮中学校 [昇格プレーオフ]
- 青山サッカークラブ
- FCアンビシオン
- FC LEGAL(レガウ)
- 東京朝鮮第一中学校
- アミーゴFC
▼Fブロック
- ★OSA(Olivas Sport Academy | オリバススポーツアカデミー)[昇格]
- インテリオールFC_B [昇格プレーオフ]
- FC ALmundo(アルムンド)
- 湾岸LOCALS FC(ローカルズ)
- S-JUEGO(フエゴ)
- 東京チャンプFC
- Weiss Blau MITAKA(ヴァイスブラウミタカ)
- バジェーナブランカ城北
【超重要】2026年度から「リーグ枠」が大幅拡大!
ここが今回の最大のニュースです。2026年度(今のU-14以下の選手たちが主役の年)から、リーグの構成チーム数が大きく変わります。
「T1やT2に入れるチーム数が増える」のです。
背景にある「関東リーグ」の地殻変動
これまで、Tリーグから関東リーグへ昇格するのは「極めて狭き門」でした。 これまでは、東京・神奈川・埼玉など1都7県の代表(基本は1位のみ)が集まり、たった4つの昇格枠を争う厳しい参入戦が行われていたからです。各地域の王者が集まっても、半分は落選するという過酷なシステムでした。
しかし、関東リーグ側でも現在、リーグ構成の再編(枠の拡大等)が進められています。

この「上流」の変化により、2025年度は東京からの昇格枠も拡大。 結果として、三菱養和調布、トリプレッタ、ジェファの3チームも関東へ昇格するという、例年にない大きな動きが起きました。
玉突きで「東京の枠」も拡大へ
関東へ上がるチームが増え、さらに全体的な出場枠の見直しが行われたことで、2026年度からのTリーグは以下のように変わる予定です。
| リーグ | 2025年度まで | 2026年度から | 変化 |
| T1 | 10チーム(1ブロック) | 16チーム(8チーム×2ブロック) | +6枠! |
| T2 | 30チーム(3ブロック) | 32チーム(8チーム×4ブロック) | +2枠 |
| T3 | 72チーム(9ブロック) | 64チーム(8チーム×8ブロック) | ▲8枠 |
| T4 | その他全チーム | その他全チーム | – |
T1の定員が「10」から「16」に増えるため、2025年度シーズンは例年よりも多くのチームに昇格のチャンスが与えられる「ボーナスイヤー」でした。
これにより、2026年度はより多くの選手が、トップレベル(T1・T2)の環境で真剣勝負を経験できることになります。これは東京のジュニアユース全体のレベルアップにとって非常にポジティブな改革と言えるでしょう。
知っておきたい「昇格と降格」の怖いルール
リーグ戦には必ず「昇格」の喜びと、「降格」の悲劇があります。特に保護者がハラハラするのが以下のルールです。
① 「玉突き事故」のような降格
自分たちの順位が悪くなくても、上のカテゴリーの結果次第で降格枠が増えることがあります。例えば、「関東リーグから、東京のチームがたくさん降格してきた」場合。
関東から落ちてきたチームを受け入れるため、T1からT2へ落ちるチームの数が増え、さらにT2からT3へ…と、ドミノ倒しのように降格枠が増えてしまうのです。
そのため、東京のチーム関係者は、関東リーグで戦う同郷のチームを必死に応援することになります。
② Bチーム(セカンドチーム)の悲哀
強豪クラブでは「Aチーム(トップチーム)」「Bチーム(セカンドチーム)」と複数チームがリーグに参加しています(例:FC多摩Aは関東、FC多摩BはT2、トリプレッタはT1にAチーム、T3にBチームなど)。
しかし、ここには鉄の掟があります。
- Aチームを追い越せない: Bチームがいくら強くても、Aチームがいるリーグと同じ、またはそれより上のリーグには行けません。
- 強制降格: もしAチームが上のリーグから落ちてきて、Bチームと同じリーグになってしまった場合、Bチームの成績が良くても、強制的に下のリーグへ降格させられます。
リーグ戦は「高円宮杯(全国大会)」への入り口
Tリーグを戦う意味は、リーグ内の昇降格だけではありません。中学3年生の集大成である秋の全国大会「高円宮杯 JFA 全日本U-15サッカー選手権大会」への道がつながっています。
- T1・T2所属チーム:無条件で秋の「東京都予選」への出場権(T1上位にはシード権も)が得られます。
- T3・T4所属チーム:前期リーグで各ブロックの上位(T3は3位以内、T4は1位のみなど)に入らないと、予選に参加することすらできません。
つまり、T1・T2に所属しているということは、それだけで「全国への挑戦権に近い位置にいる」という大きなアドバンテージがあるのです。
枠拡大で激戦必至?2026年の東京U-15サッカーから目が離せない
2025年度の激闘を経て、2026年度からはT1リーグが16チーム制になるなど、東京のU-15サッカーは新しい時代に入ります。枠が広がったことで、今まであと一歩でT1を逃していたチームや、新興の街クラブにもチャンスが広がりました。
お子さんの所属チームが今どのカテゴリーにいて、次はどこを目指せるのか。この仕組みを知っておくと、毎週末のリーグ戦の応援が、より熱く、楽しいものになるはずです。
サカリサでは今後も、各リーグの順位や注目の強豪チーム情報を発信していきます!




