第102回〜第104回の直近3大会における、全国高校サッカー選手権登録選手の出身チームを集計しました。
今回は茨城・栃木・群馬・山梨の「北関東・甲信エリア」を特集。
全国制覇経験がある、また全国常連の高校を多数抱えるこの地域で、最も多くの選手を輩出している育成クラブはどこか? 3年間の累計データから解き明かします。
【北関東】3年間の累計輩出数ランキング TOP30
直近3大会(2023〜2025年度)の合計人数と、主な進学先高校の一覧です。
| 順位 | チーム名 | 県 | 区分 | 3年計 | 内訳 (102回/103回/104回) | 主な進路先(上位抜粋) |
| 🏆1位 | 前橋FC | 群馬 | 街クラブ | 31 | 12 / 10 / 9 | 前橋育英、米子北、青森山田 |
| 🥈2位 | 鹿島アントラーズJY | 茨城 | J下部 | 15 | 8 / 2 / 5 | 矢板中央、尚志、鹿島学園 |
| 🥉3位 | 鹿島アントラーズノルテ | 茨城 | J下部 | 13 | 5 / 7 / 1 | 明秀日立、市立船橋、帝京 |
| 4位 | フォルトゥナU-15 | 山梨 | 街クラブ | 11 | 3 / 2 / 6 | 山梨学院、帝京第三、浜松開誠館 |
| 5位 | アメージングアカデミー | 山梨 | 街クラブ | 10 | 3 / 3 / 4 | 昌平、山梨学院、近江 |
| 5位 | FC古河 | 茨城 | 街クラブ | 10 | 3 / 5 / 2 | 明秀日立、正智深谷、仙台育英 |
| 7位 | 鹿島アントラーズつくば | 茨城 | J下部 | 9 | 4 / 4 / 1 | 市立船橋、尚志、流経大柏 |
| 8位 | ヴァンフォーレ甲府U-15 | 山梨 | J下部 | 8 | 4 / 3 / 1 | 帝京第三、山梨学院、四日市中央工 |
| 8位 | 矢板SC | 栃木 | 街クラブ | 8 | 2 / 2 / 4 | 矢板中央、聖和学園、尚志 |
| 10位 | ヴェルディSS小山 | 栃木 | 街クラブ | 7 | 1 / 4 / 2 | 前橋育英、明秀日立、星稜 |
| 10位 | ウイングスSC | 栃木 | 街クラブ | 7 | 1 / 3 / 3 | 専大北上、前橋育英、明秀日立 |
| 12位 | ともぞうSC | 栃木 | 街クラブ | 6 | 1 / 1 / 4 | 上田西、帝京長岡、山形明正 |
| 13位 | FOURWINDS FC | 茨城 | 街クラブ | 5 | 3 / 2 / 0 | 明秀日立、前橋育英 |
| 13位 | Uスポーツクラブ | 山梨 | 街クラブ | 5 | 3 / 0 / 2 | 山梨学院、青森山田、明桜 |
| 13位 | FC VALON JY | 栃木 | 街クラブ | 5 | 1 / 2 / 2 | 前橋育英、専大北上、矢板中央 |
| 13位 | 上州FC高崎 | 群馬 | 街クラブ | 5 | 1 / 4 / 0 | 前橋育英、矢板中央、流経大柏 |
| 17位 | 栃木SC U-15 | 栃木 | J下部 | 4 | 1 / 2 / 1 | 尚志、矢板中央 |
| 18位 | FC Jeunesse | 茨城 | 街クラブ | 3 | 1 / 2 / 0 | 明秀日立、東海大山形 |
| 18位 | 水戸ホーリーホックJY | 茨城 | J下部 | 3 | 2 / 1 / 0 | 明秀日立、矢板中央 |
| 18位 | unionスポーツクラブ | 栃木 | 街クラブ | 3 | 1 / 1 / 1 | 矢板中央 |
| 18位 | PALAISTRA U-15 | 群馬 | 街クラブ | 3 | 2 / 0 / 1 | 前橋育英、青森山田 |
| 22位 | FC ALASERIO | 山梨 | 街クラブ | 2 | 0 / 0 / 2 | 聖和学園、浜松開誠館 |
| 22位 | プログレッソ佐野FC U-15 | 栃木 | 街クラブ | 2 | 0 / 2 / 0 | 明桜、松本国際 |
| 22位 | 石岡アセンブルFC | 茨城 | 街クラブ | 2 | 0 / 1 / 1 | 青森山田、東福岡 |
| 22位 | 八千代JFC | 茨城 | 街クラブ | 2 | 1 / 1 / 0 | 高川学園 |
| 26位 | FC SHUJAKU | 栃木 | 街クラブ | 1 | 0 / 0 / 1 | 専大北上 |
| 26位 | FCファイターズU-15 | 栃木 | 街クラブ | 1 | 1 / 0 / 0 | 矢板中央 |
| 26位 | FC栃木ジュニアユース | 栃木 | 街クラブ | 1 | 0 / 0 / 1 | 矢板中央 |
| 26位 | Hitachi-United.SC | 茨城 | 街クラブ | 1 | 0 / 1 / 0 | 明秀日立 |
| 26位 | MORANGO栃木FC | 栃木 | 街クラブ | 1 | 0 / 1 / 0 | 明秀日立 |
| 26位 | TRAUM SV | 茨城 | 街クラブ | 1 | 0 / 0 / 1 | 流通経済大柏 |
| 26位 | リヴィエールFC | 山梨 | 街クラブ | 1 | 0 / 1 / 0 | 山梨学院 |
| 26位 | 足利・両毛ユナイテッドFC | 栃木 | 街クラブ | 1 | 0 / 1 / 0 | 矢板中央 |
| 26位 | 那須野ヶ原FCボンジボーラ | 栃木 | 街クラブ | 1 | 0 / 0 / 1 | 青森山田 |
| 26位 | 日立ジュニアユースSC | 茨城 | 街クラブ | 1 | 1 / 0 / 0 | 明秀日立 |
※当サイト独自集計(第102〜104回大会登録メンバーデータより)。進路先は3年間で進学実績のある主な高校を抜粋。
⚽104回 https://www.jfa.jp/match/alljapan_highschool_2025/
⚽103回 https://www.jfa.jp/match/alljapan_highschool_2024/
⚽102回 https://www.jfa.jp/match/alljapan_highschool_2023/
3年データから見る「北関東・甲信の勢力図」
1. 「前橋FC」の絶対王者感
群馬県勢という枠を超え、北関東全体でも頭一つ抜けた31名という実績。その多くが地元の名門・前橋育英へ進学していますが、米子北(鳥取) や青森山田(青森) への進学実績もあり、「全国で通用する個」を育成していることが証明されています。
2. 「鹿島アントラーズ」3兄弟の強さ
茨城県では、本家JY(15名)、県北のノルテ(13名)、県南のつくば(9名)と、アントラーズのアカデミーが満遍なく選手を送り出しています。
特筆すべきは、鹿島学園や明秀日立といった地元勢だけでなく、尚志、矢板中央、市立船橋といった近隣県のトップ校へも多数供給している点です。
3. 山梨は「新旧対決」の様相
伝統の街クラブ・フォルトゥナ(11名)と、近年急速に力をつけているアメージングアカデミー(10名)が拮抗しています。
アメージングアカデミーは昌平(埼玉) との繋がりも感じさせつつ、近江(滋賀) など関西方面への進路も持っているのが特徴です。
4. 栃木は「矢板中央」への集結
矢板SCやヴェルディSS小山、ともぞうSCなど、栃木の街クラブからは矢板中央への進学ルートが太く確立されています。また、前橋育英への越境入学も目立ち、隣県へのアクセスの良さが進路選択に影響しています。
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まとめ:北関東は「超・強豪校への直通ルート」を持つクラブを選べ
茨城・栃木・群馬・山梨の4県をまたぐ3年間の累計データ分析から、北関東ならではの「強烈なコネクション」の存在が浮き彫りになりました。
首都圏(東京・神奈川)とは異なり、このエリアでは「このクラブに入れば、あの高校への道が開ける」というルートが非常に明確です。チーム選びで失敗しないために、以下の3つのポイントを押さえておきましょう。
1. 「前橋育英」を目指すなら、県外からでも群馬・栃木の有力街クラブへ
群馬の前橋FCが記録した「31名」という数字は圧倒的ですが、その多くは全国制覇経験を持つ前橋育英へと進んでいます。また、隣県・栃木のヴェルディSS小山やウイングスSCからも前橋育英への進学ルートが確立されています。「育英でプレーしたい」という明確な目標があるなら、Jクラブよりも、こうした太いパイプを持つ街クラブが最短距離と言えるかもしれません。
2. 茨城は「Jアカデミー」が県外・県内への最強パスポート
茨城県は鹿島アントラーズの3組織(JY・ノルテ・つくば)が圧倒的な存在感を放っています。 彼らの進路は、地元の鹿島学園や明秀日立にとどまらず、尚志(福島)、矢板中央(栃木)、市立船橋(千葉) といった近隣県のプレミアリーグ級高校へも広がっています。「高いレベルで揉まれて、選択肢を広げたい」と考える選手にとって、アントラーズ系列は最強の環境です。
3. 山梨・栃木は「2大巨頭」のパイプを見極める
- 山梨: 伝統のフォルトゥナ(山梨学院・帝京第三ルート)に対し、新鋭・アメージングアカデミー(昌平・近江ルート)が台頭。目指すサッカースタイルによって選ぶべきクラブがはっきり分かれます。
- 栃木: 街クラブの多くが矢板中央への強力な供給源となっていますが、同時にFC VALONのように専大北上(岩手)への独自のルートを持つクラブも存在します。
結論:高校サッカーからの「逆算」が正解
北関東エリアのチーム選びにおいて、漠然と「強いチーム」を選ぶのは得策ではありません。 3年後の高校進学を見据え、「自分が憧れるユニフォームを着ている先輩たちは、どのジュニアユース出身なのか?」 をこのデータから読み解き、逆算してチームを選ぶことこそが、夢への近道となります。
<集計データに関するご注意>
本記事の掲載データは、第102~104回全国高校サッカー選手権大会の登録メンバーリストをもとに当サイトが独自に集計・作成したものです。
「トリプレッタ(東京・千葉)」や「ウィングス(千葉・栃木)」、「ペラーダ(東京・埼玉)」などといった同名・類似チームの判別、都道府県の振り分けには細心の注意を払っておりますが、手作業による集計のため、万が一、数値や分類に誤りがある可能性がございます。
データの誤りにお気づきの際は、修正いたしますのでお問い合わせフォームよりご連絡いただけますと幸いです。


