茨城県のサッカー強豪ジュニアユースランキング|J下部・街クラブTOP10を徹底調査

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茨城県のジュニアユース(U-15)年代は、全国屈指のJクラブ育成拠点「鹿島アントラーズ」を中心に、J下部と実力派の街クラブが共存する“超エリート育成エリア”として知られています。Jリーグ、さらには日本代表クラスの選手を輩出し続ける鹿島アントラーズアカデミーの存在は、他県にはない圧倒的な特徴と言えるでしょう。

その一方で、FC古河、アイデンティみらい、FOURWINDS、カシマアカデミーなど、高校サッカー・大学サッカーまで見据えた育成を行う街クラブも多数存在し、J下部一強では終わらない勢力図が形成されています。

本記事では、

  • 高円宮杯U-15リーグ(関東・茨城県リーグ)
  • 高円宮杯U-15選手権
  • 日本クラブユースサッカー選手権(U-15)

という 3大公式大会の実績をもとに、2020〜2025年度の6シーズン分のデータを集計し、茨城県内ジュニアユースの実力を TOP10形式のランキングで可視化しました。

「鹿島一強の構図は今も続いているのか?」
「J下部に対抗できる街クラブはどこなのか?」

――そんな疑問に、できる限り 数字と実績で答えるのが、本ランキングの狙いです。

目次

茨城県のサッカー強豪ジュニアユースランキングの算出方法

本ランキングでは、ジュニアユース年代の実力を測るうえで最も信頼性の高い、以下 3つの公式大会の実績を数値化して評価しています。

  • 高円宮杯 JFA U-15サッカーリーグ(リーグ戦)
  • 高円宮杯 JFA 全日本U-15サッカー選手権(カップ戦)
  • 日本クラブユースサッカー選手権(U-15)

茨城県は、東京・神奈川・千葉・埼玉と比べると 競技人口とクラブ数がやや少ないエリアにあたるため、本ランキングは TOP20ではなくTOP10形式としています。その分、「本当に県を代表するクラブだけが並ぶランキング」になるよう設計しています。

また、

  • 関東リーグ
  • 全国大会
  • 関東大会の上位進出

といった レベルの高い舞台での実績には高ポイントを付与し、県リーグのみの結果に偏らないよう補正をかけています。これにより、「地域リーグでの勝ち負け」だけでなく、“関東・全国でどこまで通用しているか”が順位に反映される仕組みになっています。年度ごとの当たり外れやブロック差をできるだけならしつつ、より客観的にクラブの実力を比較できるようにしています。

対象大会とポイント基準

● 高円宮杯 JFA U-15サッカーリーグ(リーグ戦)

  • 関東1部(10チーム)… 100pt
  • 関東2部(20チーム)… 50pt
  • 茨城県1部 … 15pt
    ※茨城県2部以下およびセカンドチームの所属リーグは、リーグポイント対象外

● 高円宮杯 JFA 全日本U-15サッカー選手権(カップ戦)

  • 全国大会出場(関東代表)… 120pt
  • 関東大会3回戦進出(ベスト16相当)… 60pt
  • 関東大会出場 … 25pt

● 日本クラブユースサッカー選手権(U-15)

  • 全国大会出場(関東代表)… 90pt
  • 関東ベスト32 … 60pt
  • 関東大会出場 … 25pt

集計対象年度

集計対象:2020〜2025年度

  • 2020年度はコロナ禍の影響でリーグ形式に大きな差があったため、高円宮杯(カップ戦)のみを採点対象
  • 2021〜2025年度は、リーグ戦・高円宮杯・クラブユース選手権の すべてを反映してポイント算出

という形で、年度間の不公平が出ないように調整しています。

【2025年度版】茨城県サッカー強豪ジュニアユースのTOP10を一挙公開!

ここからは、2020〜2025年度の 6シーズン分の公式戦データをもとに算出した、茨城県ジュニアユースTOP10クラブを、獲得ポイント順に紹介していきます。

ランキング上位には、

  • Jリーグ屈指の育成力を誇る 鹿島アントラーズアカデミー
  • 伝統と実績を兼ね備える FC古河
  • Jリーグ直結ルートを持つ 水戸ホーリーホック
  • 技術型育成で評価の高い つくば・日立エリアの街クラブ

など、茨城ならではの育成環境を象徴するクラブが並ぶ結果となりました。

「J下部でプロを狙うルート」
「街クラブから強豪高校・大学へ進むルート」

――この 2つの進路が同時に成立しているのが、茨城ジュニアユース最大の特徴です。クラブごとの立ち位置を意識しながら順位を見ていくと、茨城県内の育成勢力図がより立体的に見えてきます。

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順位ポイントチーム活動エリア2025年度高円宮杯リーグ2025年度高円宮杯選手権2025年度クラブユース選手権
🏆1位1,275pt鹿島アントラーズジュニアユース鹿嶋市🥇関東1部関東出場
(ブロックベスト4)
🏅全国出場
🥈2位1125pt鹿島アントラーズつくばジュニアユースつくば市🥈関東2部関東出場
(ブロックベスト4)
関東出場
(ベスト32)
🥉3位735pt鹿島アントラーズノルテジュニアユース日立市🥈関東2部関東出場関東出場
4位520ptFC古河ジュニアユース古河市🥈関東2部関東出場関東出場
5位425pt水戸ホーリーホックジュニアユース水戸市茨城県1部関東出場
6位390ptアイデンティみらいジュニアユースつくばみらい市茨城県1部関東出場
(ベスト32)
7位355ptFOURWINDS FC日立市🥈関東2部関東出場関東出場
8位150pt石岡アセンブルFC石岡市茨城県2部
9位140ptカシマアカデミーFCジュニアユース鹿嶋市茨城県1部関東出場
10位(同)135pt日立ジュニアアユースSC日立市茨城県2部
10位(同)135ptつくばFCジュニアユースつくば市茨城県1部関東出場

茨城県のサッカー強豪ジュニアユースTOP10を成績付きで紹介

ここに名を連ねる 茨城県TOP10のジュニアユースクラブは、いずれもリーグ戦・高円宮杯・クラブユースの3大会で 継続的に結果を残してきた実力派クラブばかりです。単年の“当たり世代”ではなく、複数年にわたって関東・全国レベルの戦いを経験している点が共通しています。

鹿島アントラーズのような プロ直結型アカデミー、FC古河やアイデンティみらい、カシマアカデミー、つくばFCのような 高校・大学・社会人への強固なルートを持つ街クラブ――

同じ「強豪」と言っても、その 育成思想・進路設計・チームカラーは大きく異なります

「今、茨城で最も結果を出しているクラブはどこなのか?」
「3年後・6年後の進路まで見据えて環境が整っているのはどこなのか?」

そんな視点で、茨城ジュニアユースの“最上位層”をぜひチェックしてみてください

【1位】鹿島アントラーズジュニアユース|1,275pt 大会別成績(2020〜2025)

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種別2025年2024年2023年2022年2021年2020年
高円宮杯リーグ🥇関東1部🥇関東1部🥇関東1部🥈関東2部🥈関東2部🥈関東2部
高円宮杯選手権関東出場
(ブロックベスト4)
🏅全国出場🏅全国出場関東出場関東出場関東出場
クラブユース選手権🏅全国出場🏅全国出場🏅全国出場🏅全国出場🏅全国出場(中止)

【拠点】つくば市【U12】スクールあり・チーム登録あり|鹿島アントラーズつくばジュニア【U18】鹿島アントラーズユース(2025年度:プレミアEAST)【社会人】鹿島アントラーズ(2025年度:J1)

鹿島アントラーズジュニアユースは、言わずと知れた日本屈指の育成組織の中核を担うチームです。2020〜2025年の6年間で、関東1部・2部に定着しながら、高円宮杯関東大会・全国大会、日本クラブユース全国大会に何度も名を連ねるなど、常に全国タイトルを争う側にいる存在と言えます。

下部には鹿島アントラーズジュニア、上にはプレミアEAST所属のユース、そしてJ1トップチームへとつながる完全な一貫育成ルートが整っており、「アントラーズのエンブレムを背負ってプロを目指す」という明確な目標のもとで日々トレーニングが行われています。鹿嶋のクラブハウスやKashima Antlers Academy Fieldなど、芝ピッチ・人工芝・アカデミーハウスがそろった環境も世界基準です。

「トップチームの主役を輩出する」というアカデミー理念どおり、これまで多くのJリーガー・日本代表候補を送り出してきた実績は群を抜いています。プロ志向が強く、全国レベルの競争の中で成長したい選手にとって、国内でもトップクラスの選択肢と言えるでしょう。

【2位】鹿島アントラーズつくばジュニアユース|1,125pt 大会別成績(2020〜2025)

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種別2025年2024年2023年2022年2021年2020年
高円宮杯リーグ🥈関東2部🥈関東2部🥈関東2部🥇関東1部🥇関東1部🥇関東1部
高円宮杯選手権関東出場
(ブロックベスト4)
関東出場
(代表決定戦)
関東出場
(ブロックベスト4)
関東出場🏅全国出場🏅全国出場
クラブユース選手権関東出場
(ベスト32)
関東出場
(ベスト32)
🏅全国出場関東出場(中止)

【拠点】つくば市【U12】スクールあり・チーム登録あり|鹿島アントラーズつくばジュニア【U18】鹿島アントラーズユース(2025年度:プレミアEAST)【社会人】鹿島アントラーズ(2025年度:J1)

鹿島アントラーズつくばジュニアユースは、県南エリアを拠点とするアントラーズ第2の育成センターです。2020〜2025年の間に、関東1部・2部を行き来しながら、高円宮杯関東大会・全国大会、日本クラブユース関東大会・全国大会に継続して出場しており、茨城県南を代表する強豪街クラブ兼J下部という立ち位置を確立しています。

活動拠点となる「つくばアカデミーセンター」は、人工芝グラウンド1面とフットサルコート3面、照明・ロッカー・ミーティングルームまで備えた、ジュニア・ジュニアユース年代向けとしては国内でもトップクラスの設備を誇ります。ここからは、全国少年大会優勝チームやクラブユース準優勝チームが生まれ、多数のJリーガーを輩出してきました。

「プロを視野に入れつつ、県南エリアで高いレベルの育成を受けたい」という選手にとって、アントラーズの哲学を共有しながら成長できるのが最大の魅力です。学校は地元、サッカーは全国レベルというバランスを取りたい家庭にもフィットしやすい環境と言えます。

【3位】鹿島アントラーズノルテジュニアユース|735pt 大会別成績(2020〜2025)

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種別2025年2024年2023年2022年2021年2020年
高円宮杯リーグ🥈関東2部🥈関東2部🥈関東2部🥇関東1部🥈関東2部🥈関東2部
高円宮杯選手権関東出場関東出場
(ブロックベスト4)
関東出場
(代表決定戦)
関東出場関東出場関東出場
(代表決定戦)
クラブユース選手権関東出場関東出場関東出場関東出場関東出場
(ベスト30)
(中止)

【拠点】日立市【U12】スクールあり・チーム登録あり|鹿島アントラーズノルテジュニア【U18】鹿島アントラーズユース(2025年度:プレミアEAST)【社会人】鹿島アントラーズ(2025年度:J1)

鹿島アントラーズノルテジュニアユースは、ポルトガル語で「北」を意味する「NORTE」の名前のとおり、県北エリアを担当するアントラーズの育成拠点です。2020〜2025年の6シーズンで、関東1部・2部に安定して在籍し、高円宮杯・クラブユースの関東大会に連続出場。県北のクラブでありながら、常に関東上位進出をうかがうハイレベルなチームです。

ジュニアからジュニアユースまでの一貫指導と飛び級制度を活用し、「いい選手が出てくるチーム」としての評価を高めてきました。上田綺世をはじめ、ノルテ出身選手が高校・大学を経てプロの舞台へ進むケースも多く、“アントラーズ経由ではなくノルテ経由でプロへ”というルートが現実的な選択肢になっています。

日立市・県北エリアから、通いやすい距離で全国レベルの育成と競争を経験できるのが最大の魅力です。「地元から関東・全国へ挑戦したい県北の選手」にとって、最有力候補の一つとなるクラブでしょう。

【4位】FC古河ジュニアユース|520pt 大会別成績(2020〜2025)

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種別2025年2024年2023年2022年2021年2020年
高円宮杯リーグ🥈関東2部🥈関東2部茨城1部茨城1部🥈関東2部🥈関東2部
高円宮杯選手権関東出場関東出場関東出場関東出場関東出場関東出場
クラブユース選手権関東出場関東出場
(ベスト32)
関東出場
(ベスト32)
関東出場関東出場
(ベスト30)
(中止)

【拠点】古河市【U12】スクールあり・チーム登録なし【U18】なし【社会人】FC古河(2025年度:茨城県2部)

FC古河ジュニアユースは、古河市を中心に活動する地域密着型の育成クラブです。2020〜2025年にかけて、茨城県1部と関東2部を行き来しながら、高円宮杯・クラブユースの関東大会に継続して出場しており、鹿島アントラーズ勢に次ぐ実績を持つ街クラブと言えます。

クラブコンセプトとして、「地域の力を結集し、三世代がいきいきと活動できるクラブづくり」「サッカーを通した人間的たくましさと学業の両立」を掲げており、ジュニアからトップチームまで一貫した指導体制が整っています。サッカースタイルは「逞しさの中に個人技・パスワークを」としており、フィジカルだけに頼らない、技術と判断力を兼ね備えた選手の育成を重視しています。

プロ直結のアカデミーではない一方で、強豪高校・大学への進学実績や、その先のカテゴリーでも戦える“総合的な力”を養えるのがFC古河の強みです。地域クラブならではの温かい雰囲気と、高いレベルのサッカーを両立させたい選手に向いた環境と言えるでしょう。

【5位】水戸ホーリーホックジュニアユース|425pt 大会別成績(2020〜2025)

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種別2025年2024年2023年2022年2021年2020年
高円宮杯リーグ茨城1部茨城1部茨城1部🥈関東2部茨城1部茨城1部
高円宮杯選手権関東出場関東出場関東出場関東出場
(ブロックベスト4)
関東出場
クラブユース選手権関東出場関東出場関東出場
(ベスト32)
(中止)

【拠点】水戸市【U12】スクールあり・チーム登録あり|水戸ホーリーホックジュニア【U18】水戸ホーリーホックユース(2025年度:茨城県1部)【社会人】水戸ホーリーホック(2025年度:J2)

水戸ホーリーホックジュニアユースは、J2・水戸ホーリーホックの育成組織として、県央エリアの中学生年代を牽引するJクラブアカデミーです。2020〜2025年にかけて、茨城県1部や関東2部で戦いながら、高円宮杯・クラブユースの関東大会出場を積み重ねており、「県内上位+関東での存在感」を両立させてきました。

クラブ全体のキーワードとなるのが「水戸維新:人が育ち、クラブが育ち、水戸が育つ」という理念です。ジュニアユース年代でも、サッカーの技術・戦術だけでなく、目標意識や社会性、人格的な成長を重視した指導が行われています。スクールや普及活動も盛んで、幼児〜小学生に対する裾野拡大と、トップを目指す選手の育成が両輪で進んでいるクラブです。

「Jクラブの一員として、水戸からプロやトップレベルを目指したい」「文武両道を意識しながら、人間的にも成長したい」という選手にとって、非常にバランスの取れた選択肢になるでしょう。

【6位】アイデンティみらいジュニアユース|390pt 大会別成績(2020〜2025)

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種別2025年2024年2023年2022年2021年2020年
高円宮杯リーグ茨城1部茨城1部茨城1部茨城1部🥈関東2部🥈関東2部
高円宮杯選手権関東出場関東出場関東出場
クラブユース選手権関東出場
(ベスト32)
関東出場関東出場関東出場関東出場(中止)

【拠点】つくばみらい市【U12】スクールあり・チーム登録あり|アイデンティみらいU12【U18】アイデンティみらいU18【社会人】アイデンティみらい(2025年度:茨城県1部)

アイデンティみらいジュニアユースは、つくばみらい市を拠点に、U-12〜社会人、U-18までを持つ一貫育成クラブです。2020〜2025年には、関東2部や茨城県1部で安定して戦いながら、日本クラブユース関東大会や高円宮杯関東大会に継続的に出場しており、“県内から関東へ”の常連クラブとして存在感を高めています。

クラブミッションには「楽しむスポーツ文化」「青少年育成」「健康」「コミュニティ」を掲げ、サッカーを通じて地域の幸福度を高めることを目指しています。プロを目指す選手への本格的な育成と同時に、生涯スポーツ・健康・地域コミュニティの場としての役割も重視している点が特徴です。

U-18・社会人まで自クラブ内にカテゴリーを持つことで、“クラブ内で上を目指す”ルートと、“高校・大学サッカーで勝負する”ルートの両方を選べるのも強みです。地域に根差したクラブでありながら、関東大会でも戦える力を持つ、バランス型の育成環境と言えるでしょう。

【7位】FOURWINDS FC|355pt 大会別成績(2020〜2025)

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種別2025年2024年2023年2022年2021年2020年
高円宮杯リーグ🥈関東2部茨城1部茨城1部茨城1部茨城1部茨城1部
高円宮杯選手権関東出場関東出場関東出場関東出場関東出場関東出場
クラブユース選手権関東出場関東出場関東出場関東出場(中止)

【拠点】日立市【U12】スクールあり・チーム登録あり|FOURWINDS FC MOSA【U18】なし【社会人】 FOURWINDS FC SANTANA(活動休止中)

FOURWINDS FCは、日立市を中心に県北エリアで活動する技術育成特化型のクラブチームです。2020〜2025年の6年間で、茨城県1部・関東2部の舞台を継続しつつ、高円宮杯・クラブユースの関東大会に毎年のように出場しており、街クラブとしては県内トップクラスの実績を誇ります。

クラブコンセプトは、「ジュニアユース年代は技術を成長させる最後の年代」という考えのもと、目先の結果よりも選手の将来を第一に考えるスタイル。中学3年間で“他とは違う個性”を磨き上げ、次のステージで活躍できる選手の輩出を目指しています。ジュニア・スクールも含め、幼児〜中学生まで一貫して技術にフォーカスした育成を行っている点が特徴です。

「自分の武器となる技術を中学3年間で徹底的に伸ばしたい」「高校・その先でも通用する個を作りたい」という選手にとって、FOURWINDS FCは非常に魅力的な選択肢となるでしょう。

【8位】石岡アセンブルFC|150pt 大会別成績(2020〜2025)

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種別2025年2024年2023年2022年2021年2020年
高円宮杯リーグ茨城2部茨城1部茨城1部茨城1部茨城1部茨城1部
高円宮杯選手権関東出場関東出場関東出場
クラブユース選手権(中止)

【拠点】石岡市【U12】スクールあり・チーム登録なし【U18】なし【社会人】石岡アセンブル(2025年度:茨城県2部)

石岡アセンブルFCジュニアユースは、総合型地域スポーツクラブ「NPO法人アスレティッククラブいしおか」が運営する、中学生年代のサッカーチームです。2020〜2025年には、茨城県1部での戦いを軸に、高円宮杯関東大会出場の実績も持ち、県南〜県央エリアで確かな存在感を放つ街クラブとなっています。

クラブは「幼児から高齢者まで、多世代にスポーツと文化活動の場を提供する」という理念のもと、サッカースクール・巡回教室・女子チーム・社会人チームなど、幅広い世代に向けた取り組みを展開しています。その中核として位置づけられるのがジュニアユースであり、競技力向上と人間形成の両立を目指した育成が行われています。

地域に根ざした活動を続けながら、関東大会にも挑戦してきた実績から、「地元の総合型クラブで育ちつつ、高いレベルの大会にもチャレンジしたい」というタイプの選手にぴったりの環境です。

【9位】カシマアカデミーFCジュニアユース|140pt 大会別成績(2020〜2025)

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種別2025年2024年2023年2022年2021年2020年
高円宮杯リーグ茨城1部茨城1部茨城2部茨城3部茨城4部茨城4部
高円宮杯選手権関東出場関東出場関東出場
クラブユース選手権関東出場関東出場関東出場(中止)

【拠点】鹿嶋市【U12】スクールあり・チーム登録あり【U18】鹿島学園(2025年度:プリンス関東1部)【社会人】なし

カシマアカデミーFCジュニアユースは、プリンス関東1部所属・鹿島学園高校サッカー部の下部組織として、高校年代への“本格的な橋渡し役”を担う育成クラブです。2020〜2025年には、茨城県4部から着実にステップアップし、1部昇格とともに高円宮杯・クラブユースの関東大会出場を果たすなど、短期間で結果を残してきました。

ナイター設備付き人工芝グラウンドや室内練習場を備えた環境で、全員攻撃・全員守備をテーマに、高強度の中で活きるスキルを磨いていきます。セレクション制により、意識の高い選手同士が日々競い合うことで、自然とトレーニングの強度や質も引き上げられています。

上のカテゴリーには鹿島学園が控えており、年代を越えたトレーニングマッチや交流を通じて、高校サッカーに直結する実戦経験を中学年代から積めるのが大きな魅力です。将来、高体連の強豪校で勝負したい選手にとって、非常に現実的かつ密度の濃い3年間を過ごせるクラブと言えるでしょう。

【10位(同)】日立ジュニアユースSC|135pt 大会別成績(2020〜2025)

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種別2025年2024年2023年2022年2021年2020年
高円宮杯リーグ茨城2部茨城2部茨城2部茨城1部茨城1部茨城1部
高円宮杯選手権関東出場関東出場
クラブユース選手権関東出場関東出場(中止)

【拠点】日立市【U12】スクールあり・チーム登録なし【U18】なし【社会人】日立SC(2025年度:茨城県3部)

日立JYSCは、日立市を拠点に活動するジュニアユースクラブで、茨城県1部・2部を主戦場としながら、高円宮杯・クラブユースの関東大会出場歴も持つ、県北エリアの実力派クラブです。2020〜2025年の間も、県1部〜2部で安定して戦いながら、関東大会の舞台を経験しています。

チームの特徴は、サッカーの強化だけでなく、「人生とサッカーの共通点は『自分で決断すること』」という考えのもと、人間的な成長に強いフォーカスを当てていることです。栄養セミナー、ストレッチ&体幹トレーニング、学習塾の開講など、競技力と学力・生活習慣を総合的に支える仕組みが整っています。

高校進学サポートも手厚く、明秀日立や水戸一高などへの進学実績も豊富です。「文武両道で、将来の進路も含めてサポートしてほしい」「地域に根ざした環境で、3年間しっかりと自分を鍛えたい」という選手・保護者にとって、安心感の高いクラブと言えるでしょう。

【10位(同)】つくばFCジュニアユース|135pt 大会別成績(2020〜2025)

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種別2025年2024年2023年2022年2021年2020年
高円宮杯リーグ茨城1部茨城1部茨城1部茨城1部茨城1部茨城1部
高円宮杯選手権関東出場関東出場
クラブユース選手権関東出場(中止)

【拠点】つくば市【U12】スクールあり・チーム登録なし【U18】つくばFCユース(2025年度:茨城県4部)【社会人】ジョイフル本田つくばFC(2025年度:関東1部)

つくばFCジュニアユースは、つくば市を拠点に、スクール〜ユース〜社会人(ジョイフル本田つくばFC/関東1部)へと連なるクラブ一体型の育成ラインを持つチームです。2020〜2025年にかけて、茨城県1部で安定した戦いを続けつつ、クラブユース関東大会出場や高円宮杯関東大会出場の実績を積み重ね、県内上位クラブとしての地位を確立してきました

アカデミーコンセプトは、「志・夢を持った人を育てる」「選手が成人したときに成功できるような育成をする」というもの。サッカーの技術向上と同時に、「自らの責任で行動する」「強烈な努力」「自己時間管理」「学業との両立」など、社会に出てからも通用する力の育成を重視している点が特徴です。

指導者も「楽しむ」「ポジティブ」「本気」「仲間と」「誠実に」「学び続ける」「感謝」というキーワードを共有しており、日々のトレーニングの中で選手と価値観をすり合わせながら成長を促していきます。つくばエリアで、人としても選手としてもバランス良く伸びたい中学生に特にフィットするクラブと言えるでしょう。

ランキング外にも魅力的なジュニアユースクラブがたくさん!

茨城県内には、今回のランキングTOP10に続く、育成コンセプトや指導スタイルが魅力的なクラブがまだまだあります。ここでは、その一部をピックアップしてご紹介します。

茨城の注目ジュニアユースクラブ一覧

  • ジュノーFC
    「人間育成」をクラブ理念に掲げ、サッカーを通じて社会性・協調性・あいさつなどを身につけさせるクラブです。ヨーロッパ発のライフキネティックなど脳科学トレーニングを取り入れ、技術だけでなく“頭の回転”も鍛えるのが特徴。スペイン遠征やスペイン人コーチのクリニックなど、本場スペインサッカーに触れられる機会も用意されています。
  • FCジュネス
    「とにかくサッカーを続けたい」「中学に部活がない」という子どもたちの受け皿として生まれたジュニアユースクラブです。サッカーを通じて“後悔のない3年間”を過ごすことを大切にし、「サッカーで人を育てる」「地域で人を育てる」を合言葉に、人間的な成長と競技力向上を両立させる環境を整えています。
  • アセノSCジュニアユース
    1982年発足の歴史あるクラブで、現在はNPO法人スポーツクラブアセノとして生涯スポーツ型クラブを目指して活動中。アセノでプレーしていた子どもが親となり、その子どもがまたアセノでボールを蹴る――という“世代を超えたつながり”が生まれているのも特徴です。幼児から大人まで、地域全体でスポーツを楽しめる場を提供しています。
  • 境トリニタスジュニアユース
    NPO法人境スポーツクラブが運営する、総合型地域スポーツクラブ内のジュニアユースチームです。クラブ全体として「100年続くクラブ」を目標に掲げ、サッカーだけでなくバスケ・テニスなど多種目を展開。ジュニアユースでは**「考えるパスサッカー」**をコンセプトに、オン・ザ・ピッチでは状況判断力、オフ・ザ・ピッチでは自立心や生活力を育てています。
  • BLOSSONジュニアユース
    つくば市出身の元Jリーガーたちが直接指導する、地元発のジュニアユースクラブです。「誰がどこで花を咲かせるかは分からない」という考えのもと、目に見えない“根っこ”の部分=心と体の基礎づくりに重点を置くのが特徴。
    コンセプトは「ACTION(行動する)」で、考動・巧動・交動を通じて、最終的に人もボールも動くトータルフットボールを目指します。
  • TRAUM SVジュニアユース
    風間八宏氏のメソッドをベースに、「自分がうまくなる場所」として展開されるクラブです。
    「思いきりサッカーを楽しめ」「もっと変なことを考えろ」というメッセージの通り、自由な発想と個性を大切にしながら、
    • ボールを扱う技術
    • 体を扱う技術
    • 頭を扱う技術
      の3つをバランス良く伸ばすことを重視。技術に徹底的にこだわりたいタイプの選手に向いた環境です。
  • DO SOCCER CLUBジュニアユース
    元Jリーガー・近藤直也氏が監修するスクール・クラブで、つくば市・土浦市・柏市などで活動。個人にフォーカスした指導で、基本技術と戦術理解の両方を底上げしていきます。ラダーや体幹トレーニング、シナプソロジーを取り入れたトレーニングに加え、栄養セミナーなども実施し、身体づくりとステップアップを総合的にサポートします。
  • アウルフットボールクラブ取手ジュニアユース
    取手市を拠点に、ナイター照明付きピッチでトレーニングを行うクラブです。週末は県内外の強豪クラブとの試合や遠征を積極的に行い、クラブ専用バスで遠征にも対応。2年ごとに海外遠征(ドイツ・ブラジル・オランダ・スペインなど)の実施実績があり、グローバルな視点でサッカーを学べる環境が整っています。
    チーム名の「アウル(ふくろう)」は取手市の鳥に由来し、「オン・ザ・ピッチ=オフ・ザ・ピッチ」というスローガンのもと、生活面の指導にも力を入れています。
  • FC COLORZ
    「世界で通用する選手の育成」を掲げ、個人の技術力・精神力を高めながら、“本気でサッカーを楽しめる選手”を育てることを目指すクラブです。平日はひたち野うしく駅・みどりの駅から送迎バスが運行されており、通いやすさの面でも魅力があります。本気でサッカーに取り組みたいけれど、通いの負担も気になる家庭にとって、検討しやすい選択肢と言えるでしょう。

まとめ|ジュニアユース選びは「実績」+「相性」で決まる

茨城エリアのジュニアユースには、全国大会常連のアカデミークラブから、地域密着で人間的成長を重視するクラブまで、実に多彩なチームがそろっています。上位クラブの実績やリーグレベルは確かに魅力的ですが、それ以上に大切なのは、お子さんの性格・プレースタイル・目標に合った環境かどうかという視点です。

「本気でプロを目指したい」「高校・大学サッカーにつなげたい」「まずはサッカーを楽しみながら伸びたい」――
その想いによって、最適なクラブは大きく変わります。

今回ご紹介したランキングや注目クラブの情報が、

✅ 進路選択の判断材料
✅ セレクションや体験参加のきっかけ
✅ 親子で話し合うヒント

になれば幸いです。

ぜひ気になるクラブがあれば、公式サイトの確認・体験参加・セレクション情報のチェックまで進めてみてください。ジュニアユースの3年間は、その後のサッカー人生を左右する大切な時間です。後悔のないクラブ選びにつながることを、心から願っています。

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この記事を書いた人

教員免許(中高保健体育)を持つ40代の元サッカー指導者。自身もトレセンにひっかかるくらいには経験があり、大学ではサッカーの試合における”流れ”をテーマに研究。息子がジュニアユースでプレーしたことをきっかけに、首都圏のJ下部・街クラブ・高校サッカーを徹底調査。その備忘録として本メディアを開設。

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